協議会について
- 設立のきっかけこの協議会は、福岡で事業承継について関心のある経営者を対象に設立されました。 そもそものきっかけは、設立発起人の一人である、私、竹内正浩が経験したことがあります。
以前、私はアメリカの経営コンサルタントとライセンス契約を結ぶことで、 彼らのコンテンツを日本に輸入するというビジネスを立ち上げました。 アメリカとの折衝で、いくつもの苦難がありましたが、日本に持ち込むことができました。 ただ、その後、さまざまな事情や自分自身の人生の方向性について考えたとき、 自分が立ち上げた事業ではありましたが、事業を譲渡しようと決意するに至りました。 そのため、事業譲渡について、つまりは事業承継についてですが、調べることとなりました。
しかし、実際に書籍や資料をあたっても、事業譲渡や事業承継については、ほとんど活用できる情報が見当たらなかったのです。 たしかに、事業譲渡や事業承継についての書籍や資料は、それなりにたくさんあります。 ただ、それらは、どれも概略的で、スキームの説明に終始しており、活用できるかといえば、 実際の場合は、専門家に依頼したほうが早いというような内容ばかりでした。
すでに経験した経営者がどのようなことを気をつけたのか、どのようなミスをしてしまったのか、 どのようにして賢明な選択をとれたのか、どのようにして判断したのか、どのような点に注意したのか、 それらの本当に知りたい内容は、どの本にも書かれていなかったのです。 書かれていたのは、批判を受けることを覚悟で言えば、 専門家が対処してくれる内容であり、「実際に事業承継をする経営者には、ほとんど不必要な内容」だったのです。
それでも、何もわからないなりに自分で考える最良の選択をしたつもりでした。 しかし、実際には、後から考えると、もっと賢い選択肢や方法があったかもしれないと思うような選択だったのです。 私自身の経験で終わっていれば、それで話は終わるのですが、偶然にも、私の顧問税理士として一緒に考えてくださっていた 三好茂雄税理士も、同様の問題を抱えていたのです。 三好税理士は、以前よりサービスの質や顧客満足、自身の引退について懸念されていましたが、 私が事業譲渡したことで、事業を承継させるという選択肢を意識され、どうすべきかを考えていたのです。 もちろん、私は三好税理士の役に立とうと思い、実際の経験者としてわかるかぎりのことをお話しました。 その結果、三好税理士は、事業承継という素晴らしい選択ができたと思うに至ったのです。
ただ、それらの経緯を考えたときに、私たちの他にも、同じように事業承継の問題で悩まれ、 情報や知識をほしいと感じている経営者がいらっしゃると思ったのです。 そのような経営者の方に、私が得ることができなかったような情報や知識、ネットワークを提供することで、 少しでもお役にたてばと思ったのが、設立のきっかけです。
- この協議会の意義
設立のきっかけからも明らかなように、この協議会の意義は、 「事業承継の問題で悩まれ、情報や知識をほしいと感じている経営者に 実際の事業承継で有益な情報や知識、ネットワークを提供し、その人が最良の人生を送ることを支援すること」です。
たとえば、事業承継に関する情報は、実際問題として限られているのが現状です。 また、実際に事業承継を経験した経営者と知り合いになっていなければ、その実体験を聞くことはできません。 そのため、その方が学んだノウハウや改善点を知ることができないのです。 それは、知識や情報が伝わる土壌にないからです。 そのような土壌がない場合、間違った判断、誤った方向性を選択してしまう可能性も高まってしまいます。
ですから、それらを防ぐために、その土壌を提供するのが、この協議会なのです。 また、事業承継問題に関するネットワークができれば、実際に事業承継した経営者のアドバイスを受けることもできますし、 往々にして起こりがちな税務上の過ちや法律上の過ち、人生における選択を自分自身に最もぴったりと合ったかたちで、 選ぶことができるのです。 もちろん、M&A(企業の合併・買収)の案件であれば、そのネットワークを使うことで、 相手先を探すことも可能になるでしょうし、それについてのアドバイスを受けることもできるのです。
これらの情報や知識、ネットワークは、蓄積・構築されるには、たしかに時間がかかるものと思います。 しかし、それらが事業承継問題を抱える経営者にとって有益であることは間違いないと思っています。
ですから、時間はかかるものとは思いますが、福岡という場所で事業承継の問題を抱えている経営者にとって、 有益な土壌を提供することができ、経営者自身の人生にとって、その会社で働く従業員にとって、 その会社と取引している企業にとって、また、その会社のある福岡という地域社会にとって、 素晴らしい影響を与えることができれば、と思います。
竹内正浩







